ファスナー木型のスライダー切り欠きについて。 ファスナー木型にはムシがキッチリと嵌る溝を加工していますが、 スライダーは溝に嵌らないので、上に乗せることになります。 これだと、スライダー部分が盛り上がるようになり、 直前のムシの部分も溝から外れてしまうため、 センターが出にくくなります。 ![]() そこで、要望を頂いた際にはスライダーの厚み分キッチリと収まるように 切り欠きの加工を施すのですが、 最近では、2種類の加工を施しております。 図面の左はスライダーの厚み分(テープから下の部分)を端まで取り除いたもの。 右は淵を残したもの。 ![]() 実際に2種類の形状を作ってみました。 右が端まで取ってしまったもの。 左が角(淵)は残したもの。 実際にファスナーを乗せてみると。。 ![]() 切り欠きがない場合。 ムシの溝の上にスライダーが乗っています。 スライダー付近のムシは持ち上がるようになり、溝からは外れてしまいます。 ![]() 切り欠き1 切り欠きによりスライダーはムシと同じ高さに収まっているため、 ムシが溝から外れることもありません。 ![]() 切り欠き2 スライダーの厚みが掘り込みにより解消され、 更に角(淵)も残っているためカタチが作りやすいようです。 画像でも角が残っているのが分かりますでしょうか? ただ、スライダーの『幅』に対して 木型の厚みが薄い場合はこの方法は難しいです。 (「淵」の残りの厚みが少なくなりすぎると強度的にすぐに折れてしまう) ムシの溝すら無い自作の型でも 「慣れれば問題ない」と上手く製作される方もいらっしゃるので、 これでないと行けないという訳ではありませんが、 スライダー部分で気になられていた方は、 試されてみてはいかがでしょうか? 切り欠き2の方は、 鑿を使っての加工も必要になるため手間がかかり +1,000円頂いております。 切り欠き1は+500円です。(税抜き) ・ファスナー木型 製作例 http://nijigamitool.blog.fc2.com/blog-entry-166.html ・ラウンドファスナー木型の注文の際の寸法指定 http://nijigamitool.blog.fc2.com/blog-entry-125.html ・ラウンドファスナー木型 利用者の声 http://nijigamitool.blog.fc2.com/blog-entry-153.html
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